ノミ・マダニ ってよく聞くけど、どんな寄生虫でどんな影響があるのか知らない。こういった人も多いと思います。今回はノミやマダニについて、またそれらによって引き起こされる被害について簡単に解説します。

ノミやマダニはどんな寄生虫?
ノミ・マダニは動物の体に寄生して血を吸う小さな虫です。
草むらや花壇・庭など土のある場所で普段は過ごし、そこへ動物が通りがかると体にくっつきます。
外に出る子だけでなく、室内飼いでも人の服や他の動物を通じて家に入ってくることがあります。
ノミ・マダニが引き起こす問題
ノミ
- 皮膚炎・アレルギー・強いかゆみ
- 貧血
- 条虫(サナダムシ)感染
マダニ
- 皮膚炎
- 貧血
- 感染症の媒介
※特に最近ではSFTS(重症熱性血小板減少症)と言う病気が増えてきています。この病気は人にも感染し致死率が高く危険な病気です。
致死率は犬で約40%、猫で約60%と非常に高く、恐ろしいことに感染した犬・猫のよって人へ感染が広がることもあります。
こちらの厚生労働省のサイトでは、ダニが媒介する人の感染症についてまとめられています。
SFTSは「致命率は約10~30%程度」と記載されていて人にとっても大変危険な病気です。
どうやって予防できる?
予防薬には主に2つのタイプがあります。
① 飲み薬タイプ
おやつのように食べるタイプのお薬です。
② スポットタイプ(滴下剤)
首の後ろに薬液を垂らして予防します。
(③ 注射薬 2026年3月に発売された新しい薬です。)
いずれの薬も皮膚に拡がり、ノミやマダニが体液を吸うことで駆除されます
効果は基本的に1か月、長いものでは3か月持続します。
最近発売された注射薬では1年間効果が持続するとされています。
いつ予防すればいい?
ノミ・マダニが活発な時期は「春〜秋」ですが、最近は気温が高くなっているため通年予防がおすすめです。
特に
- 散歩に行く犬
- 外に出る猫
- 上記のような犬・猫と同居する動物
- 家に庭や草むらがある など
このような場合は、年間を通して予防する方が安心です。
もしノミやマダニを見つけたら
動物病院で除去し、すぐに駆除薬を使用することをおすすめします。
ただし、感染を広げる可能性があるためすぐに院内には入らず、まずはノミ・マダニが体についていることを病院のスタッフにお伝えください。
マダニの場合、無理に取ろうとするとマダニの口が皮膚に残り炎症を引き起こすことがあります。
まとめ
ノミ・マダニの予防は皮膚トラブルや人を含めた感染症の予防のためにとても大切なケアです。
簡単にお薬で予防できるので、ぜひ続けてあげてください。
気になる事があればぜひお気軽にお尋ねください。
おまけ
『ダニ』と言うとマダニ以外にもニキビダニ、ヒゼンダニ、ツメダニなど皮膚に寄生し炎症を引き起こすものもいます。
人に感染するダニもいるので、皮膚炎が続くあるいは広がる場合は病院での検査をお勧めします。
またホコリダニは人も含めアレルギー性疾患(皮膚炎や気管支炎など)の原因にもなります。家の中から完全に排除することはできないですが、こまめな掃除が大切です。




